初マタ女医の徒然日記

アラサー女医の妊娠・出産・子育てブログ(になる予定!)です。

妊婦のコロナワクチン接種について

皆さまこんにちは。

初マタアラサー女医のaoiです。

 

ただいま妊娠34週、お腹はますますパンパンです。

わたくし先日、コロナワクチン接種をしてきました。

 

先月ニュースになっていた、コロナで自宅療養中の妊婦が自宅出産し、新生児が亡くなられた件以降、妊婦のワクチン接種を強く勧める流れになっていますよね。

私自身、当初職域接種の案内が7月早々にきたものの、ちょうど里帰りのため2回目が受けられない…となり、接種を見送っておりました。

里帰りしてからは、もう東京の満員電車での通勤もないし、基本実家に引きこもり生活なので、ワクチン接種は産後でも良いかな…と思っておりました。

 

ただ、上述の妊婦のコロナ感染の件もあり、かかりつけ病院側から接種を強く勧められたので、妊娠後期のこのタイミングではありますが、接種を決めました。

受け入れる病院側としては、そりゃぁ少しでもリスクは避けたいもの。

接種を強く薦める気持ちは理解できます。

コロナ感染した妊婦の出産は、(病院にもよると思いますが)時間のかかる自然分娩は避け、すぐに帝王切開に移行するところが多いようですからね。

一方我々妊婦側としては、胎児への影響がどうしても気になってしまいます。

ご存じの通り、日本産婦人科学会等も妊婦へのコロナワクチン接種に関しペーパーを出しており、

「妊婦さんは時期を問わずワクチンを接種することをお勧めします」

と明記されてはいるものの(20210814_COVID19_02.pdf (jsog.or.jp))、まだ新しいものなので、不安は残りますよね。

 

最終的には本人が判断することなので、接種するにしても、不安があればかかりつけの産婦人科の担当医に質問をして(「学会も推奨している、問題ないと言われている」など、あまり具体的な回答は得られないのが現実かもしれませんが…)、納得した上での接種をお勧めします。

あとは今の自分の生活環境を考慮して。

自分は出産を控え、自宅で自粛生活を送っていても、同居家族が外部の人間と接触する機会があるのであれば、リスクは高くなります。

同居家族にワクチン接種してもらうのはもちろんですが、ワクチン接種しているから大丈夫ではなく、感染していても症状がでずに気づかないうちに家庭にウイルスを持ち込む可能性もあるわけなので、そのあたりも家族にしっかり理解してもらいましょう。

 

ちなみにですが、私は職業柄、海外のもの含め海外論文を読んでみたり、海外在住の友人医師にその国での妊婦のワクチン接種状況を聞いてみたりもしました。

私自身の意見としては、ワクチンを受けるメリットの方が高いのかな、と判断し、接種をしました。

 

ワクチン接種で悩んでいる妊婦さんたちに、少しでもご参考になれば幸いです。

 

また、これは自治体にもよると思いますが、今はどこも妊婦の優先接種をする流れになっているので、自治体の予約確認サイト上で予約枠が開いてなくても、コールセンターに電話すれば個別対応していただけるケースも多いようです。

私の里帰り先では、システム上だと早くても2週間先まで予約がとられなかったのですが、コールセンターに電話したところ、早くも翌日、大規模接種会場での接種を予約できました。

なお、里帰り先での接種を希望される方は、インターネット上で申請できる「住所地外接種届済証」をお忘れなく。

 

1回目のファイザー製ワクチン接種では、

正午頃接種→夕方くらいから徐々に痛くなる→翌朝筋肉痛のような痛みで腕を直角に上げるのが辛い→翌日夕方からは痛みが軽減してくる

といった感じでした。

問題は2回目ですね。

解熱用のアセトアミノフェンを用意して臨もうと思います。

※妊娠中最も安全に使用できるとされている痛み止め・熱さましが「アセトアミノフェン」です。

近所のショッピングモール内の薬局では、欲しかったものが売り切れていました…